


ヒエ、アワ、キビ、ムギ、豆類などの雑穀は、戦前まではごく普通に食卓に上る食材だった。
こういった食生活のため、日本人の腸は、食物繊維の多い雑穀をうまく消化吸収するように、欧米人より長くなっているという。それが白米信仰や食の欧米化によって、戦後は雑穀をほとんど食べなくなってしまった。
便秘や体の不調は、この長い腸をうまく使い切っていないせいだとも言われる。雑穀を食べるとカラダの調子がよくなる理由は、そもそも日本人のDNAに由来するのかもしれない。
今こそ、雑穀の価値を再評価する時なのだ。

▲五穀フレーク、五種大穀米など、さまざまなメーカーから出ている。無農薬のものを選べばさらに良い。
ダイエットにも効果的と評判の雑穀類。その理由は豊富に含んだ食物繊維だ。白米に比べて、もちアワは6倍、押し麦は19倍、玄ソバは7倍もの食物繊維があり、腸の働きを活発にする。年末年始、高タンパク・高脂肪の食事で、弱っていた腸の働きを正常に戻してくれるのだ。
ちなみに、記者が朝食に雑穀を取り入れたところ、もともと良い便通がさらに良くなったせいか、1週間でウエストが3センチ減!雑穀はその上、ビタミン類やカルシウム、ミネラルも豊富。排泄や汗によるデトックスで失われるミネラルの補給にも良いのだ。
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雑穀ご飯は、「五穀米」「雑穀」などと銘打った雑穀ブレンドを白米に混ぜて炊くだけ。雑穀はモチモチ・つぶつぶした食感のものが多いので、おこわのような感覚で食べられる。少量の塩や昆布を入れるとより味わいが出る。トマトソース、パルメザンチーズで煮たリゾット風もおいしい。

冬にぴったりなのが甘酒。酒粕や米麹に含まれる食物繊維、オリゴ糖が胃腸にやさしく、すっきりさせる。お湯に溶かせばすぐに飲める手軽さも良い。カラダがすぐに温まる上、ビタミン、必須アミノ酸も多く栄養価も高いので、実は朝食にも向いている。
もっと手軽に雑穀を取るのなら、市販の雑穀やおからを使ったクッキーや、お湯を注ぐだけの固形スープを。雑穀はお腹の中で食物繊維が膨張して、満腹感もある。オフィスなどでちょっとつまむのにもおすすめだ。