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昔ながらの路地と人情の街へ 下町のらネコを探せ! 根岸〜浅草

1日目

今日からのらネコを探すぞぉ〜!と気合は充分。デジタル一眼レフを片手に足取りも軽く飛び出す。昨日の雨で地面が湿りぎみなのが気になるが・・・

[写真]1日目。今日からのらネコを探すぞぉ〜!と気合は充分。デジタル一眼レフを片手に足取りも軽く飛び出す。昨日の雨で地面が湿りぎみなのが気になるが・・・

地面が濡れているせいか、のらネコは影も形もない。ネコ目線で写真を撮り、ネコの気持ちに同化してみるが、行き先はわからない。

空っぽのエサ入れ発見。こりゃ、この辺りにいるかもしれない。地図にエサいれの場所をメモ。

落胆した顔で歩いていると、近所の犬まで憐れんだ目を向けてきた。

発砲スチロールが屋根の上に?と見ると、黒い耳がにょっきり。そうか、天気が悪い日、のらネコたちは避難しているのか!

2日目

朝から晴れ渡り、気持ちがいい空気。今日こそ!! 散歩ついでに根岸から浅草まで足を伸ばした。

[写真]2日目。朝から晴れ渡り、気持ちがいい空気。今日こそ!! 散歩ついでに根岸から浅草まで足を伸ばした。

浅草寺境内、ネコなどどこにもいやしない。ふと見ると、境内は修学旅行生だらけ。こんな落ち着かぬ場所にはこないかも・・・。それにしても紅葉がキレイ。

花やしき付近で日なたぼっこ中の飼い猫発見。おばちゃんに聞くとこの子の親はのらだったとか。浅草ののらネコは車の増加とともに減っているらしい。

もつれ合って走る黒猫兄弟を見かけるも、早すぎて写真撮れず。一匹を追うと、小料理屋ののれんの前でポーズを取ってくれた。

ちょっと警戒心の強い子に遭遇。一歩進むと一歩下がる・・・と思いきや、「おいで」と言うようにふりかえる。付いて行くと、小さな神社発見!

3日目

引き続き、晴れ。昨日は午前中に動いてイマイチだったので、午後スタートのネコ探し。

[写真]3日目。引き続き、晴れ。昨日は午前中に動いてイマイチだったので、午後スタートのネコ探し。

何気なく入った道で猫だまり発見! 中でも仲良しが重なり合ったこのふたり。

「バイクってなんて暖かいんだろう!」ネコたちに占領されたバイク。

「写真撮らせてねって言われてもかっこつけていられないよ」なんとも気持ちよさそう!

堂々たるパトロール。カメラを構えてもまったく動じず、のしのし、と歩く。

高架下にて、走る電車を見ながらまん丸に。ほわほわの背中は光をいっぱい浴びて暖かそう!

4日目

だんだん寒くなっていく。のらネコなんているの?!と心配になるが、陽だまりを探せば、大丈夫。

[写真]4日目。だんだん寒くなっていく。のらネコなんているの?!と心配になるが、陽だまりを探せば、大丈夫。

ひっそりと花のように咲く美人のらネコ。植木鉢が体のサイズにぴったり。

澄んだ緑の瞳が見つめる先には何があるんだろう? 目線の先にはハトが・・・。

鶯谷駅の橋から下を覗のぞき込むと、暖かい日には線路脇でくつろぐ猫たちの姿が見られる。電車は来ないのだろうかとヒヤヒヤ。

大きなゴミ箱の裏で柄がそっくりの兄弟が同じ表情でこちらを見た。

安心した状態のネコは四肢を体の下にたたんで「箱座り」をする。上から見ると「つちのこ」そっくり。

COLUMN 迷い込んだのらネコがかけがえのない家族に

「ノラやと思っただけで後は涙が止まらなくなり、紙をぬらして机の下を屑篭一ぱいにしてしまう」・・・内田百闥「ノラや」の一節である。家に迷い込んできた野良猫を飼ううちになくてはならない存在となり、いなくなったノラを探して広告を出したりビラを貼ったりあらゆる手を尽くそうとする老作家の様子が涙を誘う。黒澤明監督の映画「まあだだよ」は内田百閧ニ教え子の交流を描いた作品だが、ノラ騒動はここでも観ることができる。